【しつけ教室より】 要注意です! アジサイ中毒を知っていますか?

 

 

こんにちは、しつけ教室担当の飯田です!

 

 

じめじめとした天気が続く季節がやってきましたが、皆さまどのようにおすごしでしょうか。

 

 

梅雨の代表的な植物と言ったらアジサイを想像されると思います。

 

 

憂鬱な梅雨時期を彩る青やピンク、紫色のアジサイはとても華やかで蒸し暑さを忘れさせてくれるほどです。

 

 

しかし、こんなにきれいなアジサイにも実は毒があるってご存知でしたか?

 

 

 

愛犬のお散歩中にもよく目にするこの美しいアジサイの危険性についてご紹介させていただきます。

梅雨の代名詞ともいわれているこのアジサイですが、わんちゃんにとっては命を落とす危険性もある植物です。

 

 

まだその詳細は解明されておらず不明な部分も多いのですが、一般的にはアジサイの根や葉、つぼみに含まれる青酸配糖体(アミグダリン)と言う物質が中毒の原因だと考えられています。

この青酸配糖体自体に毒性はないものの、動物が食べると消化の際に出される酵素に反応して猛毒のシアン化水素が発生し、中毒症状を引き起こします。

青酸配糖体は梅やアーモンド、桃などにも含まれています。

ただ、厚生労働省はアジサイの品種によっては青酸配糖体が含まれていないものもあり、毒性成分は明らかになっていないとしています。

 

 

 

 

 

いずれにしても料理の飾りとして出たアジサイの葉を食べた客が食中毒を起こしたという事例が報告されていますので、動物にとって注意すべき植物であることに変わりはありません。

 

 

 

特に土を掘る事が好きなわんちゃんの場合、根を掘り起こして食べてしまう可能性もあります。
もし庭など愛犬が自由に行動できる場所にアジサイがある場合は、まだ葉をつけていない季節や花が咲いていない時期でも十分な注意が必要です。

 

 

 

アジサイを口にしてしまった場合は、下痢や嘔吐などの消化器症状から始まり、麻痺や痙攣、ふらつき、呼吸麻痺と続き、最終的には昏睡状態に陥ります。 また、身体の小さなわんちゃんの場合は命を落とすこともあります。

 

 

 

もしも愛犬がアジサイをたべてしまったら、症状の有無に関わらず、まずは動物病院へ連絡してください。

 

 

食べた量や時間、症状によってその場での応急処置が可能な場合もありますので獣医師の指示に従ってください。

 

 

実際に診察を受ける際には、可能であれば食べたものと同じ株から枝などを持っていけると、診察の参考になる場合があります。

 

 

 可能な限りの情報を伝えられるようにしてください。

 

 

 

 

 

この時期は綺麗なアジサイをバックに、愛犬との写真を撮る方も多いのですが、近づきすぎないようにしましょう。

 

 

お散歩で愛犬がアジサイに興味を持っている様子が見られる場合には、お散歩コースを変えた方が良いかもしれません。

 

 

そして、万が一の事故を防ぐためにも、しつけはとても重要になります。

 

 

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当院では毎月、湘南警察犬・家庭犬訓練所所長の渡辺登志男先生をお招きして、しつけ教室を行っています。

 

 

 

 

 

少人数制のグループレッスンですので、同じようなお悩みを持たれた飼い主様同士で、皆さん和気藹々と楽しくレッスンにご参加いただいております。

 

 

 

 

入会金などは頂いておりません。

 

 

 

 

1回~参加OKですので、少しでも興味をお持ちでしたら是非お声がけください。

 

 

 

 

 

今月のしつけ教室は6月22日(土)14:00~ 開催予定です。

 

 

 

 

 

今月のしつけ教室はご好評のため空きがございませんが、毎月1回開催しておりますのでご連絡お待ちしております^^

 

 

 

愛玩動物看護師 飯田

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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